후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
こんな大仕掛の店構えが何軒となく単に牛の肉を食う為めに出来ていると思うと、何も知らずにいる牛に気の毒な心持がする。
「この玉子は何うするんだね?」
とお父さんが柄になく鍋の番を勤めながら訊くと、
「斯う皿に割って肉を受けて食べる」
と星野さんが未だ生煮えらしいのを挾んで実地例証をした。
「関西では皆斯うさ。これ丈けは東京でも真似をすると宜いね」
と隣りの鍋を引受けている団さんが言った。
「時に先刻の喧嘩には大いに力瘤を入れていたね。僕は君が手を出さなければ宜いがと心配していたよ」
と星野さんが言うと、
「手は出さないが、前後の関係が能く分らないので口を出せないのに弱ったよ。電車の車掌ぐらい不都合なものはない」
と団さんは余程車掌が嫌いらしい。
「妙に車掌に反感を持っているね」
「実は僕のところの助手がこの間車掌に撲られたのさ。尤も仇は早速討たせたが、妙なもので、それ以来相手が車掌だと他人のことでもつい黙って見ていられなくなる」
「ふうむ、大分念入りだね。何うしたんだい? 一体」
「助手が丁度先刻のようなことで先方を撲ったんだね。先に手を出したんだから悪いには相違ないが、終点の車庫前だったので車掌仲間に取巻かれてしまった。