후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
可哀そうに袋叩きに遇ったそうだよ。僕は憤慨したね」
「君のことだから黙っちゃいなかったろう?」
「大いに将来を戒めてやったよ。『君は日本の最高学府で教育を受けて而もボートの選手だったじゃないか? 田夫野人の車掌に打ちされて口惜しくはないか?』ってね」
「豪い説諭があったもんだ」
「すると助手は『何分衆寡敵せずで不覚を取りました』と言うから僕は一策を授けてやった。星野君、君は一人で大勢を相手にする場合の秘訣を知っているかい?」
「牧師が喧嘩の秘伝なんか心得ているもんか」
とお父さんが横から口を出した。
「牧師だから特に多少研究して置く必要があるのさ。教会で始終大勢に接しているからね」
と団さんは教会を議会ぐらいに考えているらしく、
「僕達は同時に二個の空間を占めることは出来ない。考えて見ると自由や平等なんかよりもこの原則の方が遙かに深く社会生活の根本義を為している。此奴が崩れた日には、この煮え滾った牛鍋が何時僕達の頭の上で宙返りをするかも知れない。同時に二個の空間を占め得ないという原則から推すと、格闘のように相互の接触面積の多い喧嘩では、三人以上の数で同時に一人を有効に撲るということは全く不可能になる。