후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
「確かに一説だね」
と渡辺さんが頷いた。
食事が済むと団さんは、
「自動車のお蔭で大変時間が余ったね。今度は徒歩で具さに下情を視察するんだから、少し涼しくなるまで寛ろごうじゃないか?」
と模範を示す為めか脇息に頭を載せて寝転んでしまった。すると女中が枕を持って来て呉れた。
「僕はもう一遍お湯に入って来よう」
と三輪さんは何う気が向いたのか手拭を提げて下りて行った。
少時すると一間隔てゝ三味線の音が聞え、次いで何か歌い出した。
「嬌音が洩れるね」
「鴨緑江節だよ」
とお父さんと団さんが耳を澄ました。
「此処は料理屋だから兎角宜しくないものが出入する。何うです? もうソロ/\出掛けましょうか?」
と渡辺さんは僕と田鶴子さんの方を見て言った。
「否、結構だよ。浴後一杯の酒、陶然として酔った」
と団さんは動こうともしない。
その中に奥座敷は益※(二の字点、1-2-22)賑かになった。
「……三菱ドックにお諏訪の月見、花はカルルス桜に菊人形、夜は丸山、寺もないのに大徳寺……」
と隔ての間が明けっ放しだから歌の文句が手に取るように聞える。
「長崎名物だね。もう一遍歌わないか知ら」