후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
僕達は早速待合室に陣取った。
間もなく田口さんがキョト/\しながら、画家に似合わない彼の大きな図体を運び込んで来た。強度の近眼鏡で少時物色した後、僕達の姿を認めると直ぐに急ぎ寄って、
「間に合った。間に合った。や、奥さん、先日は失礼致しました。村岡君、これだ。三輪君、よろしく頼むよ」
とお父さんに何だか妙に嵩張った新聞包を渡した。
「大きなものを持って来たね。此奴は驚いたな」
とお父さんは委托物の目方を量るようにしながら歎息した。
「嵩の割に軽いよ。僕が持っていよう」
と田口さんは平気でいる。
「此奴が千里を跋渉するんだね?」
と三輪さんが言った。
「まあ約束だから仕方がない。しかしこんなに大きいとは思わなかったよ」
とお父さんは又零した。
「こんな大きなのはナカ/\なくて方々探したんだよ。大切にしてやって呉れ給え。そうして景色の好いところへ行ったら見せてやって呉れ給え。三輪君にも頼んで置くぜ。団君にも……団君は何うしたんだろう? 遅いじゃないか?」
と田口さんは周囲を見廻した。
実際団さんと田鶴子さんは約束の洋服姿を容易に見せなかった。出納の事務は一切団さんが引受ているから、僕達は切符も買わずに追々不安を催しながら待っていた。