후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
佐々木 邦의 ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 164,113자 · 332화면
でいる。
もう一つお父さんの無職のためにお母さんが困るのは、客来の殆ど絶えないことだ。主人公が相手欲しやの閑人だから、友達が入り替り立ち替り押し寄せる。そうしてそれが愚迂多羅兵衛と肝胆相照らす手合ばかりだから、皆多少愚迂多羅気分を具備していて、談論に興が湧いて来ると日の暮れるのも夜の更けるのも忘れてしまう。中には、
「君のところへ来るのは一挙両得だね。必ず誰か仲間のものに会えるから、友達に御無沙汰ということがなくなる。調法で好いよ」
とか、
「何うです――正月は此処で会うのを年賀と見做して面倒な形式は一切廃そうじゃないか?」
とかと言って、家の客間を倶楽部と心得ているのがある。実に能く人が来る。去年町内が毎晩のように泥棒に襲われて両隣りまで難に遭った時僕のところだけ免れたのは余り人の出入が繁いので泥棒の方で怪しい家だと思ったのかも知れない。お父さんはこんな風でも平気だが、お母さんは忙しくて堪まらない。それに子供が多いから女中や婆やは手一杯で頻に愚痴を零す。他所の家では主人は少くとも日中は勤めに出るから主婦はその間息がつける。凡そ細君は良人の見ていない時までもそう/\働くものでない。