후리가나로 읽는 일본 고전
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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면
いわば元服の年であった。この年齢に達したイエスに、神をわが父と呼び、神の宮をわが父の家と呼ぶ一種特別なる宗教的自覚の萌芽が現われたものとみえる。彼はヨセフに従ってナザレに帰るよりも、宮に留って教えを聞くことこそ、自己の本来のおり場所であることを感じた。それでも彼は両親とともにナザレに帰り、従順にこれに事えた。かくて知恵も身のたけもいや増さり、神と人とに愛せられつつ成人した。
父ヨセフは早く世を逝ったと思われ、これ以後我らはヨセフの名を福音書の記事に見出さない。イエスはたぶん父の職業を嗣ぎ、自ら指物大工をして、母と弟妹を養ったのであろう。しかしこれは我らの想像に止り、聖書はイエスの十二歳から三十歳までの十八年間については全く沈黙する。
この十八年は、イエスの公生涯に対する重要な準備の期間であった。この期間にイエスが神の心を学んだ道は、おそらく次の三つであろう。
第一は聖書(旧約聖書)である。イエスは聖書をよく読み、その文句を暗記し、その生きた精神をよくつかんでいた。イエスの戦いは聖書をもってする戦いであった。その素養はこの十八年の沈黙の期間に積まれたのである。