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キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면
二 イスラエル民族の神とキリスト教の神
つまり現在と未来と過去とが一つの生命の中に含まれているところの実在。過去に在っただけの者でもなく、現在だけのものでもなく、将来だけのものでもなく、今在るのは前からの継続であるがしかし完了しているわけでない。未来において完了されるものであるとともに、いつでも完了している者。そういう永遠的意味で「我は在る」という意味の名であるとみる説もある。
このように、「エホバ」という神の名の解釈についてはいろいろの説があるが、すべて「在る」という動詞の変化であって、その中いずれか一つにその意味を限定することは困難であり、むしろこれらすべての意味を含むものと思うほかはない。そういう神の性格が、モーセによりイスラエル民族の宗教として取り入れられたのである。
二 イスラエル民族の神とキリスト教の神
以上の推定にして事実に近いとすれば、それから二、三の重要な推論がなされる。
第一に、エホバという神の名、すなわち神の性格は、イスラエル民族の先祖が本来メソポタミヤで持っていたものではなく、後代になって取り入れた信仰であるということ。
第二に、このエホバ礼拝は、古代文明の中心地であったメソポタミヤから起こった宗教ではなくて、シナイ半島の砂漠地に起こった宗教であること。