후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
キリストきょうにゅうもん
キリスト教入門
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 キリスト教入門(キリストきょうにゅうもん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,257자 · 234화면
三 宗教は信ずる価値がないという論について
三 宗教は信ずる価値がないという論について
世間には、宗教はいらないという人々があるとともに、宗教は信ずる価値がないと考える人々もある。その人々は、社会的事実としての宗教の存在は認めるのであるが、宗教は本来信ずる価値のないものであり、あるいは宗教は迷妄であるがゆえに、自分は宗教を信じない、と言うのである。その論拠の主なものは、科学的合理主義の精神である。この人々の議論によれば、宗教は人知の未開であった時代の遺物であって、今日のように科学の進歩した世の中では、宗教を信ずることはできない。科学の進歩によって、宗教というものは、陽に照らされた朝霧のように消えていくべきものだ。科学が進歩して、人間の理性の発達した今日において、宗教を信ずることは迷信だ、今の世で宗教などを信ずるのは気が知れない、と言うのである。加藤弘之はこの意見の有力な代表者であって、宗教は「お化け」であるとの説を唱えた。それで無宗教ということは、今では恥ずかしいことばでなくて、かえって近代的な学問をした人、近代的な感覚をもつ人の、いばって言うことばとなっているのである。
これは人間の理性を重んじた合理主義的な考えであって、さきにあげた人間信頼の思想のあらわれである。