후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,356자 · 323화면
徐庶とその母
一
よほど寇封を見込んだものとみえて、玄徳はその席で、
「どうだろう、わしの養子にくれないか」と、云いだした。
劉泌は、非常な歓びかたで、
「願うてもない倖せです。どうかお連れ帰り下さい」
と、当人にも話した。寇封の歓びはいうまでもない。その場で、姓も劉に改め、すなわち劉封と改め、以後、玄徳を父として拝すことになった。
関羽と張飛は、ひそかに眼を見あわせていたが、後玄徳へ直言して、
「家兄には、実子の嫡男もおありなのに、なんで螟蛉を養い、後日の禍いを強いてお求めになるのですか。……どうもあなたにも似合わないことだ」と諫めた。
けれど父子の誓約は固めてしまったことだし、玄徳が劉封を可愛がることも非常なので、そのままに過ぎているうちに、
「樊城は守るに適さない」
という単福の説もあって、そこは趙雲の手勢にあずけ、玄徳はふたたび新野へかえった。
徐庶とその母
一
河北の広大をあわせ、遼東や遼西からも貢ぎせられ、王城の府許都の街は、年々の殷賑に拍車をかけて、名実ともに今や中央の府たる偉観と規模の大を具備してきた。
いわゆる華の都である。人目高いその都門へ、赤裸同然な態たらくで逃げ帰ってきた曹仁といい、またわずかな残兵と共にのがれ帰った李典といい、不面目なことはおびただしい。