후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 161,356자 · 323화면
「この城中では眠れない」
遂に孫策もそう云いだした。で――城外に野陣を張り、三万の精兵が帷幕をめぐって警備についた。彼の眠る幕舎の外には、屈強な力士や武将が斧鉞をもって、夜も昼も、四方を守っていた。
ところが、于吉のすがたは、眦を裂き、髪をさばいて、それでも毎夜彼の枕頭に立つらしかった。そして彼に会う者はみな、彼の形容が変ってきたのに驚いた。
「……そんなに痩せ衰えたろうか」
孫策は或る折、ひとり鏡を取寄せて、自分の容貌をながめていたが、愕然と、鏡をなげうって、
「妖魔め」と、剣を払い、虚空を斬ること十数遍、ううむ――と一声うめいて悶絶してしまった。典医が診ると、せっかく一時なおっていた金瘡がやぶれ、全身の古傷から出血していた。
もう名医華陀の力も及ばなくなった。孫策も、ひそかに、天命をさとったらしく、甚だしい衰弱のなおつづくうちにもその後はやや狂暴もしずまって、或る日、夫人を招いておとなしくいった。
「だめだ……残念ながらもうだめだ……こんな肉体をもって何でふたたび国政をみることができよう。張昭をよんでくれ。そのほかの者どももみなここへ呼びあつめてくれ。