후리가나로 읽는 일본 고전
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ちょうさきかん
中井正一評論集
中井 正一
中井 正一의 中井正一評論集(ちょうさきかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,229자 · 256화면
音の中に
音の中に
前に少しふれたことではあるが、おそらく人類が、人類としての生活を始めるにあたって、彼らは生活手段としての労働、いわば狩、あるいは農業その他のことによって生命を繋いでいたのであるが、いつのまにか、その弓絃の音を、生活の手段としてではなく、音そのものの感情、すなわち美しさ、あるいは喜び、悲しみを表わすものとして感じ、そのことが、彼らの音楽への新たな美の創造に誘ったとも思えるのである。絃楽器の多くが、弓絃の形をもっているのも、このことを意味するのであろう。
さらに、打楽器としては、米麦を搗く臼など、それのもっているリズムが、太鼓、鼓の原始的な出発となったであろうことは、その形によっても人々が認めている。また、物をつくる時、石でうつ動作が、自然にリズムとなっていくことが、打楽器の起る基礎となったものと思われる。
あるいは植物や、石などの空洞が発する音から、管楽器も生まれてきたのであろうが、やがてそれらの音自身のもつ感情への影響から、みずから歩くテンポにあわせて自分の咽喉から発する歌の世界などが生まれてきたと思われる。
さらに人々が、語り伝えたい物語を、何度も何度もものがたっているうちに、やがて歌の形式となり、物語ふうの音楽が生まれてくるのである。