후리가나로 읽는 일본 고전
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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,056자 · 223화면
いつか子供の出来る話をしている最中に、校長さんが見廻りにきても平気で続けていたことがあったよ。
作文の先生にこんな人がいたね。黒板一杯に南画の山水を描いて、唐人が杖を曳いて橋の上を渡って行く画を描いて、今日はこれについて作文を作れといって平気なものだった。それからある時なんか、「ある男が野原で便所へ行きたくなったので、そこで用を弁じてしまった。そして弁当を喰おうと思って握り飯を取り出したら、蜂か何かきて慌てて、その握り飯をその大便の上に落してしまったんだ。そこでその男が、こいつぁなるほど早道だといった」という話をして、「さあ今の話を漢語交りの作文に直してみろ」といって済ましていたものだった。勿論便所へ行きたくなったなどという難しい漢語はちゃんと教えてくれたが、今でも妙にその言葉だけは覚えているよ。「内逼る」というのだ。
兎に角、今になって考えてみると、そんな先生方から一番多く何物かを教わってきたという気がするな。実際師範学校を出た先生に小学校で教わり、高等師範を出た先生に中学を教わる今の子供達は不幸だなあと思うこともあるよ。こんなことをいうとまた、寺田はひねくれたことをいうといわれるかも知れないが。