후리가나로 읽는 일본 고전
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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,056자 · 223화면
そして「もっとも先生だってこんな不平をいってるんだから」と他の葉書を見せられた。それは例の「漱石が熊本で死んだら熊本の漱石で。漱石が英国で死んだら英国の漱石……漱石を知らんとせば彼等自らを知らざる可らず 這般の理を解するものは寅彦先生のみ」という葉書であった。もう一枚の葉書には「……君は勉強がいやになつた時に人を襲撃するのだからたまには此位な事があつてもよろしいと思ふ」と書いてあった。先生は「実際あの頃のは、夏目先生のいわれる通り、本当に襲撃したんだからなあ」と、いかにも当時の追憶をなつかしむように、ぼんやり天井の一隅を見ておられた。これらの手紙や葉書は勿論漱石全集に皆収められている。
それから倫敦からの例の長い手紙というのは、青い厚い西洋紙の裏表に細かい字で丁寧に書き込んであるもので、冬彦先生の前の奥さんが血を吐かれたことに同情して色々と慰めてあった。その中には、池田菊苗さんと倫敦で会ったことも書いてあって、池田さんは頭の大きい学者だから帰られたら是非遊びに行け、よく頼んでおいたからとも気を付けてあった。「僕の妻は、僕が大学の二年の時に死んだもので、その時の手紙なんだ。