후리가나로 읽는 일본 고전
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『ケプロン・くろだのこうそう』について
中谷宇吉郎集 第八巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第八巻(『ケプロン・くろだのこうそう』について)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,890자 · 178화면
エスキモーの生活
文明というものは、始終動いているものだから。
B氏のこういう議論は、七十くらいの頑固な老人の意見としては、世界中どこの国にもある話で、別に特記すべきことでもない。しかしシカゴの郊外、ウィルメットの研究所の工場で、バチラーさんの話に花が咲いたということは、ちょっと珍しい話であろう。
エスキモーの生活
エスキモーは、だんだん減ってきて、現在では、アラスカと加奈陀の北部、それにグリーンランドとに、わずかに残っている。一部は大分現代化して、ゴム長などはいている連中もいるそうであるが、それはごく一部のことであろう。
エスキモーの昔からの生活は、氷の家に住み、あざらしの皮をつづった着物を、じかに着ているというのが、本来の姿である。食物は海獣と魚の肉しかない。海獣肉と魚肉だけで、一年中生きるためには、相当な量が要る。それに唯一の輸送機関である犬橇の犬たちは、うんと肉を食う。それだけの量の肉を、漁猟だけで手に入れることは、並大抵の苦労ではない。それでエスキモーの生活は、食物を得るだけに、全勢力を使う生活であって、家や着物までは、手がとどかないのである。
人間は、働いていろいろなものを生産するが、そのうちで、食物は食べればなくなるものである。