일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

けんなんじょなん

剣難女難

吉川 英治

吉川 英治의 剣難女難(けんなんじょなん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 243,807자 · 482화면

아오조라 문고

「お身の上をお察しすれば、そのお心持もご無理とは思いませぬ……。ま、ご心配遊ばしますな、及ばずながら通子が何とかお力になりましょう程に」

そう云っておいて、お通の方は姉の身の振り方を家綱に頼んだのである。

堂上の姫で、吾儘で、勝気で、世を拗ねている御方の始末には、さすがの家綱もちょっと当惑した。が他ならぬお通の方の姉でもあり、京都の生家へ対する義理もあるので、それとなく、表役人に云い含ませ、隅田川のお船見屋敷を住居に与えて、年千余石の賄料さえつけてくれた。それでこそ、御方は菖蒲の寮のしたい三昧も充分な訳であった。

殊に御表の役人や諸大名は、大奥の人々へ先ずもって名を知られるのが出世の大事であったので菖蒲の寮の御方が、お通の方の姉君であると知ると、何かと門前へ取り入って来た。為に、要路の人々へも御方の羽振りが利けて、事あれば大奥へも立ち入り、間には鋲乗物、遊山や芝居見物に人の眼をみはらせている。それのみか、いよいよ放恣に流れた御方は、時折市中で吾儘ぶりを発揮したり、女だてらに旗本組と喧嘩沙汰を惹き起したことすらあるので、奉行所の与力同心たちも、光子の御方が江戸へ来たため、どれ程以前より役儀の気苦労が殖えたか知れないとこぼしている。