후리가나로 읽는 일본 고전
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おおおかえちぜん
大岡越前
吉川 英治
吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면
閑亭対話
この体を、持ッて行くなら持って行ってみろと、太ッ腹でいたらどう。十手を見るたびにおろおろしていたひには、古道具屋の前も通れやしないだろ」
「やられたね。恐れ入った。いつまでも、以前のお袖さんと思っていたら、いつかおめえも大姐御だ。――いや女の度胸にはかなわねえよ」
お袖に小胆をわらわれて、大亀は、首を振り振り、またどこかへ甲羅を干しに出かけて行った。
閑亭対話
吉宗は、ことし三十二歳。八代将軍の職についてからも、なおどこやらに、紀州家の三男坊徳川新之助時代の野性と若さとを多分にもっていた。
まだ部屋住み頃には、堺町の盛り場などもよく歩いていた彼。祖父大納言頼宣に似て、剛毅で果断、しかし丹生三万石の貧乏家来をひきいて、生涯を終るかにおもわれた彼。
――その彼自身も、五代綱吉には、少年頃から愛されたが、まさか、八代の職をついで、将軍座に坐ろうとはおもわなかったことであろう。
彼は、中興の革新児をもって、自ら任じた。将軍様らしくない将軍家だった。旧来の弊政にして、悪いところは、どしどし革廃を命じた。宦官的な側用人、腐敗しきった無能吏、つべこべ出入する阿諛的儒者、大奥と表との見えざる穴道を往来する城鼠奸人の輩など、仮借なく、罷免させた。