일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

人間、いかなる貧しさや、辛い職業に生きようとも、法をかかげて、法を執り行うような公吏になどなるものではない。――ああ何で、法官の下に、与力などと呼ばれる者になったものか」

義平太は、自分さえ、南町奉行所に職を奉じなければ、医者の父までを、こんな渦中に捲き込みはしなかったろうにと、身一つならぬ悔いに打たれた。

実に、きょうまでの間には、幾たびとなく、この者たちは、お袖について、

(召捕るべきか。見のがそうか)

を、迷いに迷い、悩みに悩んで来たあげくだった。

越前守は、ここ十日余りも、赤坂の邸へも帰らず、役宅に泊りづめで、

(他の者の調査は一切すんだぞ。お袖ひとりを召捕れば、直ちに、白洲はひらかれる。私心を払って、一刻もはやく縛ってまいれよ。越前に、早う安堵させてくれい)

と、朝に夕に、部下の者を、鞭撻してやまないのである。三与力の行動に、やや鈍さでも見ると、

(さてさて、おろかな愚痴どもよ。そちたちの手にあわぬとあれば、越前守自身、捕縄をたずさえて、ひっ縛って参ろうか。かくばかり申す越前の真意が、なお分らぬとは、情けない配下ではある)

とまで、痛烈な叱咤をあびせた。