후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
ことに清川八郎こそ奇怪なれ、彼はいったん新徴組の幹部となった身でありながら、蔭には勤王方に心を運ぶ二股者、まず清川を斬れとその計画がいま熟しつつあるので、昼のうちより杉山邸へ放った斥候が、いま上々首尾の報告を齎したわけです。
「高橋何者ぞ、彼ももろともに叩き斬れ」
隊長芹沢の気色ははげしい。
「伊勢守は幕府の重臣じゃ」
口を挿んだのは近藤勇とは同郷、武州多摩郡石田村の人土方歳三。
「幕臣でありながら浮浪者と往来する高橋伊勢め、幸いの折だ、清川もろともに叩き斬るがよい、それとも従五位の槍が怖いかな」
芹沢はこういって近藤、土方の面を意地悪く見廻すと、勃然としたのが近藤勇です。愛するところの抜けば必ず人を斬るという虎徹の一刀を引き寄せて、
「近藤勇が虎徹ここにあり、高橋伊勢、槍を取っての鬼神なりともなんの怖るるところ」
昂然たる意気を示して芹沢を睨め返す。
「待て待て」
土方歳三は徒らに気の立つ芹沢と近藤とを和めて、
「今夜めざすは清川一人、余人を突っついて無駄の骨折りするも面白からず、二人の駕籠が離るるまで待って、やすやすと清川の首を挙ぐるが労少なくして功が多い、いかがでござるな」