후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
七
「これ見ろ宇津木、ここが大門で、それここに柳があるが、これが有名な出口の柳というものじゃ。入口にあっても出口という、これいかに。島原七不思議の第一はこれじゃ。中は昼より明るいぞ。一足入れば歌舞の天女、生身の菩薩が御来迎じゃわい」
島原傾城町の夜は盛んなる眩惑を以て兵馬の眼の前に展開される。
七
島原の誇りは「日本色里の総本家」というところにある、昔は実質において、今は名残りにおいて。
今の島原は全く名残りに過ぎない。音に聞く都の島原を、名にゆかしき朱雀野のほとりに訪ねてみても、大抵の人は茫然自失する。家並は古くて、粗末で、そうして道筋は狭くて汚ない。前を近在の百姓が車を曳いて通り、後ろを丹波鉄道が煤煙を浴びせて過ぐる、その間にやっと滅び行く運命を死守して半身不随の身を支えおるという惨めな有様であります。
安永から天明の頃、江戸の俳諧師二鐘亭半山なるものの書いた「見た京物語」には、
「島原はまはり土塀にて甚だ淋し、中の町と覚しき所、一膳飯の看板あり」
とあって、それよりやや降り、
「島原の廓、今は衰へて、曲輪の土塀など傾き倒れ、揚屋町の外は、家も巷も甚だ汚なし。