일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠1

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면

아오조라 문고

十二

あの身受けの金は、持っているが今は出せない……」

通りで夜番の音がする。

「お松、よいか。ナニ、近いうちきっと来る」

こう言って、七兵衛は屋根と屋根とを蝗のように飛び越えて行ってしまいました。

十二

はじめて廓の大門を潜ってみた兵馬の眼には、見る物、聞く物、みな異様の感じです。井村、溝部らは、揚々と行くにひきかえて、兵馬は、一足進むごとに息がつまりそうに思う。ついには堪えられなくなって引返そうとしたが、我慢して、そのあとをついて行くと角屋へ入る。

「壬生じゃ、壬生から来た」

「ようお越しやす」

仲居は、直ぐに迎えに出たが、いい顔をしなかった。

井村、溝部は刀を提げたまま、横柄に座敷へ通る。揚屋へは刀禁制であるが、壬生といえば刀のまま上る。井村は、大胡坐をかいて、酒を命じ、芸子と太夫を呼びにやる。

命を奉じて仲居は出て行ったけれども、暫く姿を見せず、実は蔭でおぞけを振い、なるべくこの連中の座へは遠のいているわけです。

井村と溝部とは、盛んに呑む。兵馬は少し離れて、二人の様子を見ながら坐っていると、よその座敷で頻りに三味や歌の声、時々、調子はずれの詩吟が交る。