후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
敵も人形ではない、命知らずの荒武者にしかも一流の腕を充分に備えた血気盛りです。それが二太刀と合すことなくズンと斬り落される、あまりといえば果敢ないことです。
すでに五人を斬って捨てた島田虎之助は、またかの塀際に飛び戻って悠然たる平青眼の構え。
しかし感心なのは、さすがに新徴組で、眼の前にバタバタと同志が枕を並べて斃されても、一人として逃げ腰になって崩れの気勢を示すものがないことです。島田虎之助を虎にたとうれば、これはまさに肉を争う狼の群です。
ひとり机竜之助は、呆然と立ってこの有様を少し離れた物蔭から他事のように見ています。
島田虎之助と別れた高橋伊勢守は、神楽坂の屋敷へ帰って清川八郎と話しているところへ、この注進が伝わりました。
「はて不思議じゃ、今の世に島田を覘う命知らずありとも覚えぬに」
清川八郎がこの時ハタと膝を打って、
「さあその黒装束の一隊こそまさしく新徴組、これは片時も猶予なり難し」
「新徴組なりゃ島田を覘うはずがない、こりゃ人違いじゃな」
「乗物の取違えから、拙者を恨む新徴組の奴輩が、誤って島田先生を襲うたに相違ござらぬ」
清川は一刻もこうしてはおれぬ。