후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
「さればさ、うちの若先生のことでござるから、いつ帰るとお請合いも致し兼ぬるで……」
「遅くとも今宵はお帰りでございましょう」
「それがその、今申す通り、いつ帰るとお請合いを致し兼ぬるが、次第によりては拙者ども御用向を承り置きまして」
安藤と来客の若い婦人との問答を道場の連中は面白がって洩れ聞いておりましたが、
「若先生に直談判というて美しい女子が乗り込んで来た、前代未聞の道場荒し」
「見届けて参りましょうか」
自ら薦めて斥候の役を承ろうとする者がある。
「賛成賛成、裏口から廻って見て参られい」
ますます御苦労さまな話で、まもなくあたふたと走せ戻って、
「見届けて参りました、確かに見届けて参りました」
息を切っての御注進です。
「どのような女子じゃ」
「あれは和田の宇津木文之丞様の奥様でござりまする、しかも評判の美人で……」
「ナニ、和田の宇津木の細君か、さいぜん妹だというたではないか」
「いいえ、お妹御ではございませぬ、まだ内縁でございまして甲州の八幡村からついこの間お越しのお方、発明で、美人で、お里がお金持で評判もの、私は、八幡におりました時分から、篤とお見かけ申しました」