후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
薬屋の二階からその姿を認めて、お豊がここまで足を引かされたことも、まるきり夢ではありませんでした。
しからば、竜之助は今どこにいるか――なんでもないこと、川を隔てた直ぐ向うの桜井の町へ、一行の浪士と共に宿をとっているのでした。
これら浪士の一行が、この後、中山忠光を奉じて旗上げをした「天誅組」の卵であることは申すまでもありません。
「天誅組」は天忠組である、天朝へ忠義を尽す義士たちの寄合いである。そうして机竜之助は、かの新徴組から新撰組にまで、腕を貸した男である。新徴組や新撰組は幕府の味方である、天忠の志士とは根本から目的が違うのであります。
では、机竜之助こそ、松本奎堂あたりに説かれて、改めて天朝へ忠義の心を起したか、徳川へ尽す志を変じたか。
そんなはずはない、竜之助が新徴組に腕を貸したのとても、なにも徳川に恩顧があるわけでもなければ、幕府を倒してはならないという義憤があるわけではないので、ただ行きがかり上そうなったまでであります。
されば、「天誅組」の仲間になったとても、事改めてギリギリ歯を噛んで尊皇攘夷を絶叫するなんという勢いになれるはずがないのです。