후리가나로 읽는 일본 고전
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わらわのはんせいがい
妾の半生涯
福田 英子
福田 英子의 妾の半生涯(わらわのはんせいがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 64,051자 · 122화면
六 憲法発布と大赦
迎え、漸く狡獪陰険の風を助長するのみ。故に監獄の改良を計らんとせば、相当の給料を仕払いて、品性高き人物をば、女監取締りとなすに勉むべし。もしなおかかる者をして囚徒を取り締らしめんには、囚徒は常に軽蔑を以て取締りを迎え、表に謹慎を表して陰に舌を吐かんとす、これをしも、改化遷善を勧諭する良法となすべきやは。独り青木氏の如きは、天性慈善の心に富たるにや、別に学識ありとも見えざりしにかかわらず、かかる悲惨の境涯を見るに忍びずして、常に早くこの職を退きたしと語りたりしが妾の出獄後、果して間もなく辞職して、藤堂氏の老女となりぬ。今なお健在なりや否や。
六 憲法発布と大赦
それはさて置き妾は苦役一年にして賞標四個を与えられ、今一個を得て仮出獄の恩典あらんとせる、ある日の事、小塚義太郎氏大阪より来りて面会を求めらる。大阪よりと聞きて、かつは喜びかつは動悸めきながら、看守に伴われて面接所に行き見れば、小塚氏は微笑を以て妾を迎え、久々の疎音を謝して、さていうよう、自分は今回有志者の依頼を受けて、入獄者一同を見廻りおり、今度の紀元節を以て、憲法を発布あらせらるべき詔勅下り、かつ辱くも入獄者一同に恩典……といいかけしに、看守は遮りてその筋よりいまだ何らの達なし、めったな事を言うべからずと注意したり。