일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わらわのはんせいがい

妾の半生涯

福田 英子

福田 英子의 妾の半生涯(わらわのはんせいがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 64,051자 · 122화면

아오조라 문고

七 災厄頻りに至る

この上は自ら重井との関係を断ち翻然悔悟してこの一身をば愛児のために捧ぐべし。妾不肖なりといえどもわが子はわが手にて養育せん、誓って一文たりとも彼が保護をば仰がじと発心し、その旨言い送りてここに全く彼と絶ち、家計の保護をも謝して全く独立の歩調を執り、さて両親にもこの事情を語りて、その承諾を求めしに、非常に激昂せられて、人を以て厳しく談判せんなど言い罵られけるを、かかる不徳不義の者と知らざりしは全く妾の過ちなり、今更如何に責めたりともその効あらんようなく、かえって恥をひけらかすに止まるべしと、かつ諌めかつ宥めけるに、ようように得心し給う。

七 災厄頻りに至る

それより妾は女子実業学校なる者を設立して、幸いに諸方の賛助を得たれば、家族一同これに従事し、母上は習字科を兄上は読書算術科を父上は会計を嫂は刺繍科裁縫科を弟は図画科を弟の妻は英学科をそれぞれに分担し親切に教授しけるに、東京市内は勿論近郷よりも続々入学者ありて、一時は満員の姿となり、ありし昔の家風を復して、再び純潔なる生活を送りたりしにさても人の世の憂たてさよ、明治二十五年の冬父上風邪の心地にて仮りの床に臥し給えるに、心臓の病さえ併発して医薬の効なく遂に遠逝せられ、涙ながらに野辺送りを済ましてよりいまだ四十日を出でざるに、叔母上またもその跡を追われぬ。