후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
この様子を腹の中で聞いただけでも、まず因果の種はひねくれざるを得ないではないか。
もし、私だったら母体を破って流れ出してやるかも知れない。
私の知っているAという女がある悪食家に食べられた話がある。
私は妙なめぐり合わせで、昔から変なものばかりに好意を持たれたものである。以前私は怪説絹布団という話を書いたことがある。それは六十幾歳で草履の裏のような顔に白粉をべったりと塗った婆さんに大変な好意を示された話である。
私は自分の仕事の性質上、随分悪食家となってはいるけれども、食慾や色慾に対しては決して悪食にまで進んではいないつもりでいる。
だから私は、左様な奇怪な婆さんを好きには決してなれなかったのだ。
ところでこのAという女は六十歳ではなかった。当時多分十九か二十歳位だったと記憶する。年齢だけ聞くと、さも好意が持てそうに思われるかも知れないが、本当は持てないのだ。
それが当分の間、手伝いのために田舎から私の家に来ていたことがあった。私はそのころ中学の五年生位だったと思う。現代のモダンボーイから見たらむしろ馬鹿に近かったかも知れない位遅れたぼんぼんに過ぎなかった。