일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ならしげざっぴつ

小出楢重随筆集

小出 楢重

小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면

아오조라 문고

だがまだまだ、新鋭的尖端が漸く旧き古色と雅味を追い出そうとする折から、新日本の新尖端的滋味雅趣を求める事は無理だろう。

しかし、巴里なぞにはこの新らしき雅味が至る処に存在する。それが巴里の羨やましい処で仏像を洗い落したような尖端は発祥しない。それが芸術家をして巴里の生活を憧がれしめる重大な原因の一つでもあるといっていいかも知れない。

この間、オールスチールの尖端的スピードを有する大阪の近郊電車へ乗って見た。光沢あるエナメル塗りの内部は相当の近代であった。するとどやどやと嵐山見物の一群が押よせ、さアずっとお通りなはれ、奥は千畳敷や、中銭はいらんといいながら、その中でも一番厚かましい老婆が私と私の隣との間の甚だ少しの隙間をねらって、尻をもって押しあけようと試みた。それで尖端電車は忽ち垢だらけとなってしまった。

私の近くにモボが淋しく窓外を眺めていた。これはこの近代電車に調和していた。すると両袖の長い女給が走って来た。えらい待たしたやろ、すまなんだといってその隣へ腰をおろした。暫くするとモボは紙包みの中から一束の古ぼけた写真を取り出して女に見せるのだ。