일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

なんの前兆か、吉か凶かを、暦学、占筮の諸博士から、意見を徴して、例のごとく、加持祈祷に、奔命するのであった。

果して。――と、堂上ではいいあった。

八月二十五日。待賢門院藤原璋子は、仁和寺の内で、四十五歳で、崩御された。

翌年。――こんどは、園城寺の僧徒と、延暦寺の僧徒が、月余にわたって戦った。

清水寺に、原因不明の、怪し火があったりした。

この年、平太清盛は、ふたたび昇って、安芸守に任官した。父忠盛は、前からの播磨守だが、いまは、父子そろっての、守である。

位階は四位、職級は、四等官で、国司の下にはなるが、一国の知事であり、もちろん、任地には赴かず、京にあって、俸禄だけを受けるのである。

こうして、時勢が、かれら武人に媚びて来るのと同時に、かれら地下人も、ようやく、人交わりの中に、本来の性能と欲望を自覚していた。――ひそかに、時こそと、待つものがあった。

清盛にとっても、その試練といえるような大きな機会をもった日が、ついに来た。

久安三年。ちょうど、かれが三十歳の夏である。

朝廷も、藤原氏も、手を焼きぬいたし、かつては、白河法皇にすら、ままならぬものという長嘆をさせた叡山の大衆にむかって、一個の清盛が、それまで、だれもなしえなかった僧団の暴力にたいし、破天荒な一事件を起こしたのであった。