일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

染め糸の記

『なるほど、これはひどい破れ門だ。わが家のほうが、まだ貧乏も小ぢんまりしている。……これでも、中に、人が住んでいるのかしら』

たたけば、こわれそうな門の扉である。いや、たたく必要もなく、二尺ほど、曲がって、すいていた。しかし礼として、清盛は外から訪なうことにした。頼もう、頼もう――を二度ほどくり返す。――と、内に足音がして、ガタ、ガタンと、厄介な門の扉を、持ち上げ気味に開けながら、ひょいと、顔を出した少年がある。

『おや……?』と、小冠者は、眼をまろくした。

『やア、さきほどは』

意外であった。しかし奇遇は、親しみを急速にするはずである。清盛は笑いかけた。ところが、小冠者は、かれをおいたまま、妙にあわてて、どこかへ隠れこんでしまった。

染め糸の記

水薬師の池からわく清水は、土塀をくぐって、やしき内を流れていた。布を投げたような曲線が、釣殿の床下をとおり抜け、せんかんたる小川の末は、東の対ノ屋の庭さきから、さらに木立をぬい、竹林の根を洗って、邸外へ落ちてゆく。

むかしは、別荘ででもあったものか。自然の風致に申しぶんない。しかし釣殿といえ、寝殿といえ、こうも朽ち古びている館は、洛外でもめずらしい。