일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

去りゆく母

……ホホホホ。悲しいことは露ほどもなかろ。お身たちはみな、日ごろから、そろいもそろうて、男親の肩持ちじゃもののう』

去りゆく母

清盛は、そういう母のすがたに、いま、気がついた。

母の泰子は、病人のはずなのに、いつ癒ったのか、または病を冒して、起きてしまったのか、盛装しているのであった。

例によって、高価な白粉を、惜気もなく厚く用い、髪には、香料をしのばせ、まゆを、ぼうと描いて、袿衣も二十歳台の女性が着るような、あでやかなのを、着すべらせている。

(これは、ただごとではない。いつもの喧嘩とは、すこしちがう)

母のよくいう――別れる、出て行く――は毎度のことで、良人も子どもらも、驚かないことにきめているが、それはいつも、争いのさいごに出る脅迫で、こう冷静に、初めから身支度までして、いい出しているのは、見たことがない。

それと、父の忠盛も、すでにかの女の要求に、承認を与えているような風が見える。清盛は、急に、狼狽を感じた。憎みながら、憎い母が、自分のからだと一つものだったことが、血のなかで、響きをたてた。

『ち、父上っ』――うろたえの眼を、向けかえて、こんどは、父へ、にじり寄った。