후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
――だが、かつては、その方どもの先祖にはあったものだ。ひとつの信念があったに相違ない。なくて何であんな大胆不敵ができる。生命を波濤に抛てるか。由来、この国の民というものは、故なくして生命は捨てん。いかなる匹夫でも生命の価値を知っておる。大明、高麗の各地に上陸り、珍器重宝をどんどん持って来た。だから海賊だといっている。愍れむべし、笑うべし、そんな行為はついでの仕事だ。――そもそも、その方どもの祖先には、もっとべつな熱情があった」
日頃から云いたくていたことにちがいない。秀吉は、なお云って熄まなかった。
和寇の功績を。
また、和寇の気もちをだ。見よ、八幡船の起ったところ、彼らの出生地は、みな国難のときの記憶と、体験のもっとも強かった西国や、南海の士民なることを――と。
その中には、国内に志を伸ばせない豪族のくずれもいたろう。海賊の徒党に過ぎない暴れ者もいたろう。けれど鎌倉以後の剛毅大志のさむらいもいた。現に、みずから長い旗に書いて「海賊大将軍」と名乗っていた村上なにがしと呼ぶ和寇の大将のごときは、足利氏に亡ぼされた楠家の一族だったともいう。
すでに、国を愛するがために血をながした一族のわかれが、一帆万里をこえて、国外に武を振うとき、どうしてその生命の光焔に、護国のたましいが発しられないわけがあろう。