후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
淋しき人
梅雪には、旧領そのままの朱印を下附。
廿三日。滝川一益を、上野信州の二郡に封じ、関東管領の重職にのぼす。
廿六日。小田原の北条氏より米千俵到来。
――といったように彼の陣門と軍旅の道は、往来、出入り、繁昌を極めていた。
淋しき人
木曾口や伊那を攻めた兵もやがて続々諏訪に集結した。諏訪は信長の軍勢であふれた。
彼の宿所、その総本陣たる法養寺では、二十九日に、全軍将士への論功行賞を発表し、また次の日には、諸将を会して、戦勝の祝宴を催した。
これより前に、恩賞の沙汰をうけていた者のほかに、この度の拝受者には、
徳川家康には、駿河を加封。
河尻肥前守には、甲斐の一部と諏訪郡を。
森長可には、信濃四郡を。
毛利秀頼には、伊那郡を。
団景春には、岩村城を。
森蘭丸には、兼山城を。
などの行賞が目立っていた。
いろいろ遠方から気をつかってくる北条氏政にたいしては、梨地蒔絵の太刀一腰与えただけで、
「いずれ家督相続もいたさねばならぬな」
と、暗にそのときはそれを認めてやろうという程度の口吻をもらしたに過ぎない。
みな信長の一心に出ることだ。恩賞の厚薄はぜひもない。甲州討入だけのものでなく平常の勤めぶりや首尾不首尾も加味されているものとみな解している。