후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
御開門を乞う」
と、奇略を試みて、惣門の扉を敵に開かせようとしていたために、却って手間取っているものだった。
けれどもとよりこれほどな空気を門衛の将士が不審に思わぬわけもないし、また信長の意も伺わず一存で開門する理由もない。
「待て」
と、一言聞えたのみで、それきり門内の声のないのは、急を表御堂へ告げて、咄嗟の防禦に狂奔しているものに違いなかった。
これしきの濠を越えるのに計を用いるなど、もどかしと見て犇めいていた後ろの将士は、そことはべつに、どうと前列を押して、
「かかれ、かかれ。何を猶予」
「築土へ取りつけ」
と遮二無二、槍の一番口を取ろうと競い合って、怯む者は、押し除け押し倒した。
為に、前列の一部はいやおうなく、濠の中へ突き落された。わっと濠の底でも上でも喊声を沸らせる。ほとんど故意に、そこをまたうしろの組が押す。また落ちる。また押し雪崩れる。――みるまに空濠の一ヵ所は泥土にまみれた人草で埋まった。
「御免」
と、一人の若い母衣武者が、その人間のかたまりを踏みつけて築土の根がたへ跳びついてゆく。
それに倣って、また一人が、
「踏まれていろ、踏まれていろ」