후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
雲団々
扈従の人々は、口々に、
「まこと、地獄で仏」
と、云い合ったが、家康はかくべつなよろこびも示さず、
「正信であったか。大儀」
といったのみであった。
ようやく伊勢に入り、船で三河の大浜へ渡りこえた。
人々は初めて蘇生の思いをした。
時は六月の五日。堺からわずか中三日で帰国したのである。
まったく身をもってこの大難中をのがれて来たといってよい主君を迎えて、徳川家の家中はみな泣かんばかり狂喜した。
雲団々
六月朔日以降、二日も三日も、京都及び近畿地方はほとんど晴天で、照りつける暑さだったが、中国地方の気象は、概して晴曇半ばしていた。
五月末は、大雨がつづいた。六月に入ってのここ両三日も、山岳地方は依然荒れ気味で、西南の風がつよく、南から北へ移行する乱雲に照ったり曇ったりの空をなお持ち続けていた。
(ごろごろと、ひと雷鳴やって来れば、梅雨もここらで霽がる頃だが)
とは、この長雨と黴に飽々した一般の喞ち言であったが、備中高松の一城を、長囲攻略中の羽柴軍にいわせれば、
(もっと降れ。いつぞやのような豪雨が、二夜も三夜も降り流せ)
と、なお八大龍王の暴威を祈りたい程だった。