일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう

本州横断 癇癪徒歩旅行

押川 春浪

押川 春浪의 本州横断 癇癪徒歩旅行(ほんしゅうおうだん かんしゃくとほりょこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,749자 · 45화면

아오조라 문고

下は毛布一枚敷かぬ堅い床板なので、腰骨や肩先が痛くなる。深夜の寒気にブルブル震えて来る。その上得体も知れぬ虫がウジウジ出て来て、誰かの顔へは四寸程の蚰蜒が這い上ったというので大騒ぎ。あっちでもブウブウ、こっちでもブウブウ、その内にゴーゴーと遠雷のような音響、山岳鳴動してかなり大きな地震があった。

「ソラ、天狗様の御立腹だ」と、一同は眼玉を円くする。ヌット雲表に突立つ高山の頂辺の地震、左程の振動でもないが、余り好い気持のものでもない。しかしこんな高山絶頂の野営中に地震に出逢うとは、一生に再び有る事やら無い事やら、これも後日一つ話の記念となるであろう。

とにかく寒気と虫類のウジウジ押し寄せるので、吾輩はいかに日中の疲労があっても容易に眠る事は出来ず、早く夜が明けてくれればいいがと待つばかり。その内に一時間位はウットリしたのであろう。なんだか悪魔に腰骨でも蹴られたような夢を見てハット驚き目を開くと、眼前には真赤な恐ろしい天狗の面。将に消えなんとする蝋燭の光は朦朧とそれを照している。時計を出して見ると午前三時。まだ夜の明けるには間があるが、いつまでもこんな所に寝ていられるものかと、吾輩は突如跳ね起き、拳を固めて傍の巨太鼓を、ドドンコ、ドンドン、ドドンコ、ドンドンと無暗に打叩けば、何人も満足に睡っていた者は無かった