후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면
この八幡村は同国西北隅の地でその西北は石見の国と界している。そしてこの村の田間の広い面積の地にカキツバタが一面に野生し、それが丁度花の真盛りな絶好の時期に出逢った。私は熟らそれを眺めている内に我が邦上古にその花を衣に摺ったという事を思い浮べたので、そこで早速にその花葩を摘み採り試みに白のハンケチに摺り付けて見た所、少しも濃淡なく一様に藤色に染んだので、更に興に乗じて着ていた白ワイシャツの胸の辺へも頻りと花を摺り付けて染めしみじみと昔の気分に浸って喜んで見た。私は今この花を見捨てて去ぬるのが懶うくその花辺に※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊しつついる内に端なく次の句が浮んだ。この道には全く素人の私だから無論モノには成っていないのが当り前だが、ただ当時の記念としてここにその即吟を書き残して見た。
衣に摺りし昔の里かかきつばた
ハンケチに摺つて見せけりかきつばた
白シヤツに摺り付けて見るかきつばた
この里に業平来れば此処も歌
見劣りのしぬる光琳屏風かな
見るほどに何んとなつかしかきつばた
去ぬは憂し散るを見果てむかきつばた
何んと拙ない幼稚な句ではないか。