후리가나로 읽는 일본 고전
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もみノきはのこった
樅ノ木は残った
山本 周五郎
山本 周五郎의 樅ノ木は残った(もみノきはのこった)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,285자 · 330화면
それによると、周防は一ノ関に呼ばれて、次のような忠告をされた。
――そこもとが国老として再任されたのは微力ながら自分の推挙によるものである。
奥山大学が国老を免ぜられたのは、家中ぜんたいの要望であったが、大学は自分の陰謀であると曲解し、諸方へその旨を云いふらしている。
そこもとが、寛文元年に、病気と称して辞任したのは、奥山大学の非難が原因であった。それがいまは逆転して、大学は罷免され、そこもとは再任された。これは大学にとって非常な屈辱であろう、おそらく、彼はそこもとに対して怨恨をいだくか、さもなければ、自分に陰謀があると称して、逆にそこもとにとりいろうとするかもしれない。この点はよくよく用心しなければならぬと思う。
柴田外記は悪人の一味に紛れなし、ということを聞いている。「悪人」という意味はよくわからないが、先年来、家中に紛争を起こして、おのれが権力を握ろうとする者が絶えない。たとえば、奥山大学などもそうであろうし、いまは柴田外記までが、同じような野望をいだくようになった、ということだと思われる。これもまた充分に注意していてもらわなければならない。