후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
函の中にはほとんど空気のはいる隙間もないくらいに外函に密着して、また一つの函が納まっている。ピタリと一分の隙もなく密着しているので、これを取り出すのにゴメズ君大骨を折ったが、取り出した函は、またぞろ木組の堅牢無比なること、外函と同じものであった。
ゴメズ君、へとへとになって、しかしそこは鈍重な性格だけに文句一つ言わず、再び渾身の膂力を奮い起して、函の一角を引っ剥がし取ってしまったこと、また前のごとし。そして函の内側一杯に、例のセロファンようの物が貼ってあることも、また前のごとし。いよいよ爆弾や現る、と、一同恐る恐る顔を差し伸べたが、驚くなかれ! またもう一つ函が顔を出してきた。今の函に一分の隙もなく密着して、これを取り出すのに、またゴメさんは大汗を掻いた。
すなわち三重になって仕組んである、入念とも堅牢とも、譬うるに物なき頑丈無比なる荷造りであったが、思うに第一の外函が破砕しても内側の函で泛んでいるように、内函が破砕してもさらに第三の函が海上に漂うているようにとの、慎重無比なる計画なのであろう。
かくて第三の函の一角も、いよいよ捩じ開けられた。もはやここに至ってはこの函の中に水葬の屍体が納められていることも思わなければ、爆弾がはいっていると考える者もいなかったが、ただまたぞろ四つ目の函が出てくるのではある