일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면

아오조라 문고

九 貴族エフィゲニウス邸

困ったなあ、こいつは!」と心細げな主計長の問いに答えて、ルドウィッヒ大尉も当惑そうに苦笑したが、快活な大尉には、途端に決心が付いたのであろう。

「かまわん! 諸君、乗ろうじゃないか。害意は全然ないらしい! よしまたあったらあったで、それはその時さ! かまわん諸君! 乗ろうじゃないか、乗ろうじゃないか」

そして、大尉は靴を脱いで、真っ先に轎へ乗り込んだが、長老はじめ人々は、靴を脱ぐにも及ばぬというように手を振って、足許を指さしているのであった。

九 貴族エフィゲニウス邸

そして一つ一つの轎に三、四人くらいずつも乗り込むと、そのまた一つ一つの轎に付いている色の黒い奴隷頭のような人物が手を挙げて合図をする。長老や、人々の満足そうな微笑みのうちに轎は静かに舁ぎ上げられて、ゆらりゆらりと進み始めるのであったが、その乗り心地のよさというものは! 帷を絞り上げた轎の中はかなりに広々として向い側とこちら側とに、ゆったりと絹を張った羽根蒲団のような褥が設けられ、これに背を凭せて、前の脚台にグッと足を踏み伸した気持というものは、何とも言い難く快いものであった。

少年の頃、我々は、降誕節の贈物に、絵入りの美しいアラビヤン・ナイトなぞを父母から買ってもらったことがある。