후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
一七 エトラスケール文化
一七 エトラスケール文化
細節はまず順を追って、万国地学協会もしくばライプチヒ大学へ呈出するつもりで、ワイゲルト中尉の書いた航海記録中より拾ってみることにいたしましょう。第六章の後半において乗艦のシャッガァ号が、敗残の身を万死に一生を得て思いも設けぬ翠緑の陸地に向って、静かに近付いてゆく条があります。
〈海に漁っている舟がないばかりでなく、浜辺に揚げられてある小舟一隻すら見えなかった。ただわずかにそれと覚しいのは、岬とも思われる北西方の岸辺に材木を組んだ足場の残骸みたいなものが積み重ねられ、その上に紅鶴らしいものを形取った木組が打ち棄てられてあり、その傍には彩色を施した櫂らしいものの何本かが投げ棄てられてあるのが見えた云々〉ということを、中尉は書いております。
この島の住人が、何故海に漁らなかったのか、また舟を造りもしなかったのか、その点を私は甚だ不思議に思うものでありますが、あるいはこの陸地近くこそは穏やかであっても、一歩外海へ漕ぎ出せばただちにウニデス本流の逆巻く荒海となる危険さが、彼らに教えて古来より海へ乗り出すことを止めさせていたのかとも想像するのでありますが、そうした穿鑿はしばらく措いて、この中の私の頭へ訴えてくるものに対して、簡単な考証を試みてみましょう。