후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
の船舶としては何万隻何十万隻という夥しい数を要したことでありましょう。いかに皇帝の尊貴にあればとて、この途方もない我儘だけは、なかなかもっておいそれと実現できるものではありませぬ。
結局、帝自身は、懦弱な性質と、その途方もない我儘な夢の間に挟まって、来る冬も来る冬も寒い寒いと零しながら、思い切って暖かい国へ都を遷すこともできず、後年羅馬で亡くなってしまいましたが、ともかくこういう莫迦げたことを考えるような性質の皇帝ですから、お陰で造船術は長足の進歩を遂げたかも知れませんが、宮廷費の要ることは実に夥しい。羅馬の財政は、この帝の当時、非常なる窮乏を告げてきたのであります。したがって、父のアウレル帝時代に海外に輝した赫々たる武勲を敬仰して、諸国よりの黄金の勝利品に心酔し切っていた元老院と、折り合いのうまく付こうはずはありませぬ。
当時この皇帝の寵姫に、評判の美女でマルシャという才気煥発な女がありまして、この女がまた帝にをかけたような浪費家であり、なかなか姦智に長けて事々に愚かな帝を操縦しておりましたので、これまた元老院の非常な憎まれものでありましたが、このマルシャがひそかに帝の目褄を忍んで、クレアンデルという奴隷と情を通じていたのであります。