후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
元老院は、早速これを承諾いたしました。そして勢威並びなき総督ペレニウスの襲撃計画をひそかに樹立いたしましたが、ペレニウスの侍妾アギナという賢明な女のために、事は未前に発覚して総督ペレニウスは、己の身の危険を慮って一夜暗に乗じて、オスチアの港から一族郎党、侍臣から寵姫、奴隷たちをはじめ数多の金銀財宝家具家財を積んだ巨船を艤して、何処へともなく羅馬を脱去してしまいました。後には元老院の推挙によって、クレアンデルが禁衛軍総督となったのでありますが、私の申し上げたいのは、実にこのペレニウスのことなのであります。
歴史に判明しているところによりますれば、当時……紀元一九七年十一月三日、オスチアの港から仕立てました船は巨船六隻でありまして、行く目的地はハッキリとはわかりませぬが、おそらくはその頃羅馬に敵対しつつあったカルタゴではなかったろうかということが、憶測せられております。いずれにせよ、先程も申し上げましたとおり、当時の羅馬は造船技術の最も発達していた極盛時であり、船を選び取るのは勢威並ぶものなき総督のペレニウスでありますから、オスチアを船出した巨船六隻と申すのはさぞがし当時の粋を抜いた、最優秀船であったろうと考えられるのであります。