후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
夫人イエルヴァは仏蘭西人、ナンシー郊外アヴィアンの生まれ、妖艶にして二十四歳、仏蘭西名レオンティーヌ。噂のごとく、外出がすこぶる多い。極星座付俳優ヘニング・ローマンとの浮名が立っているが、伯爵は一切関知せざる模様、夫妻の間に風波はない様子である」
毒蛇のラルフに、こんな緻密な聞き込みなぞのできるわけがない。これはもちろん、エッベの注進を主として、それへ「姐御姐御」と柄の悪い大声を挙げて、ラルフが齎してくるものを加味して、嬢が仮に作り出した要約なのであるが、これもオーゲ同様、一時に齎されたものではない。張り込ませてから約二カ月ばかりの間に、その都度都度に寄せられ、この聞き込みを得た時分から、今度の犯罪に対する決め手として、嬢の頭の中で次第次第に醸されてきたものである。
そして、今確立した嬢の見通しによれば、ドラーゲ公爵邸における事件は、こういう風に推理される。
海蛇の頸飾りを奪った犯人は、正しくこのステーセン伯爵である。伯爵は殿下の随員を装って、公爵邸へ紛れ込んだ。未亡人に接近して、飛行機材料を買う小遣いをネダッタものは、少年ヨアンネスに変装したこの伯爵に違いない。