후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
それはもう、幻滅の悲哀なぞという、そんな生易しい感情くらいのものではない。もっともっと突き詰めた憤ろしさのそれであった。
そして、躍る胸を抑えて、なお動かし難い証拠の挙がるのを待っているうちに、やがてそののっ退きならぬ証拠も、
「姐御、姐御!」
と到頭、毒蛇の嗅ぎつける日がきたのであった。
「いやもう、あれは大変な家ですぜ、伏魔殿みてえな家だア! 地下にゃ、秘密の仕事場が、あるってやすぜ。厳重な鍵をかけて、召使一人だって、寄せ付けるもんじゃ、ねえってまさア。そこで奪った宝石の解体をしてるんだと、あっしゃ踏んだね。模造品や何かは素人にゃ手に負えねえから、どっか遠い所で作らせてるかも知んねえが。かまわねえから、姐御! 踏ん込みなせえ、踏ん込みなせえ! 毒蛇様の眼は、ダテに付いちゃアいねえんだから」
と、意気軒昂たるものがある。
仏蘭西生まれの夫人の父親は村の錺職であった。錺屋の父親を持っている以上、もちろん大人にも盗品の頸飾りや腕環類の分解なぞは、造作なくできるであろう。さらに続けてエッベからも、もう一つ重大な注進が入ってきた。いつか検事のハルトアン氏と一緒に倶楽部で逢った元傅育官だったという老人……あの律義そうな老人が、四、五日前に伯爵邸へ訪れて来たきり、今もって姿を見せぬという。