후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
一体何が書いてあるのか? と、何気なく眼を走らせているうちに、彼女は何ともいえず、胸の迫ってくるのを覚えた。一言一句が胸に鳴り響いてくる。前半は失われているが、おそらく四、五枚続きの、これが後半であったろう。
……そなたが予の言を聞き容れず、なお大悪を断念していないことを予が知ったのは、昨年の十月十二日グルネ・ビョルゲ氏の、結婚十周年記念夜会に招かれて、臨席した時のことである。予は突然ビョルゲ氏夫人から、予の最前の処置と覚しき何事かの礼を述べられたことがある。もちろん予には、何の覚えもない。が、その時予はまたもやそなたが、ビョルゲ邸に現れて、予に扮して何事かを夫人に働きかけたことに、気付いたのであった。
何気なくその場は繕っておいたが、当時予がいかなる苦しみを味わったかは、到底そなたには察し得られぬであろう。肉身の弟が予の召使と通謀して予の供に紛れ込み、ビョルゲ邸に入り込んで大悪を企図していることを知るものは、予ただ一人である。世間はもちろん兄君陛下も妹インゲボルグも、予にそういう弟のあることさえ知らぬ。いわんや予が、もしビョルゲ夫人に不審の色を見せたならば、予の潔白は直ちに瞭らかになったであろう。