후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
五 ウニデス潮流
おまけにその真夜中頃から天候は急に激変の兆を示して、気圧計は下る一方であった。もし今夜にでも南海特有の大颱風が襲来したならば、浸水のためこんな小さな敗残の艦などはたちまち覆没してしまわなければならなかったであろう。
戦闘速力のため艦外へ飛ばされそうなくらい烈しい動揺と風圧の中にも、生き残った総員は一刻の憩いもなく、修繕や喞筒作業の手を続けなければならなかった。
英国巡洋艦の攻撃を受けて以来八時間……飲まず食わず、一刻の休みもなく働き尽めだった一同の上に、ようやく極度の疲労と困憊の色とは影濃く迫りきたったのであった。
五 ウニデス潮流
艦長のキルネル・ヒウゴウ中佐も前部砲塔が白煙に包まれた時司令塔内で戦死を遂げて、艦の指揮は、航海長をしていた先任のルドウィッヒ大尉が執っていた。乗員総員八十九名のうち、戦死者二十三名、重傷者二十六名を出し、働き得る乗員とてはわずかに四十名のみであった。その重傷者も医務室へ収容し切れず、呻吟しながらゴロゴロと中甲板までも埋め尽くしていた。艦は全速を出しながらも、中心が取れず、まるで酔っぱらいのように、しかも浸水と損傷の結果がようやく現れてきたものか、ヨタヨタと動揺し続けている始末であった。