일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면

아오조라 문고

「新聞記者に訴える。英国大使館のこの暴状を我々は新聞記者に訴える。船長に通じてくれ!」印度人たちは口々に呼ばわって殺到した。が、士官はただ冷やかな笑みを口許に泛めているのみで、いっかな通じようともせぬ。見送り人は続々と下船して銅鑼はいよいよ身近く鳴り響いてきた。ついに事務長らしい制服の上級士官が現れて、その取り做しで船の給仕が私たちの携えてきた贈物一切を両腕に抱えて、ひとまず船長室まで搬んで行った。後で太子に御通ししておくという挨拶で、私や印度人たちの一行はここで声を限りに万歳を絶叫した。それは船室の奥深く閉じ籠っていられる太子やシャアの耳にまで達したかどうか? しかし私たちは天にも響けと四度五度帽子を振って躍り上って万歳を絶叫した。私も印度人ではなかったが、この瞬間だけは「万歳」という特定語を持たぬこの印度の友達と心を一にして声の限りに「ナリン殿下」を絶叫したのであった。

宥められ、すかされながら私たちが船を降りると同時に、たった一つ残っていた板梯子も引き下ろされた。海面に谺して汽笛が物憂げに鳴り響き、今や雨のごとくに降りしきるテープとハンカチの波の向うに、この時突然太子とシャアとの姿がボート甲板いささか船首寄りのこっちに現れたのであった。