일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면

아오조라 문고

六 翠緑の陸地

我々は生れてこの方、まだこれほどまでに凄絶な音響も、またこれほどまでに晦冥を極めた海洋の凄まじさにも接したことがなかった。もうその頃には縦横無尽、木の葉のごとくに翻弄され、艦の竜骨を響かせてくるドドドドドドドドという物凄い震動が身体を衝き上げて、誰一人立っているものもなかった。みんな漁り立ての鮪のように、あちらに一塊り、こちらに一塊り、ただゴロゴロと寝そべって、揺れるに任せていたのであった。が、その日の夕暮れ頃であったろうか?

六 翠緑の陸地

「おうい! 渦巻だぞう! 渦巻だぞう! みんな出て見ろ! 大渦巻だぞう!」という叫びがどこからともなく船室へ伝わってきた。それ! とばかりに、一同こけつ転びつ甲板へ飛び出して見た。烈風は舷を打って、怒濤は逆巻いて、今にも艦は溺没せんばかりの、その見上げるような、浪頭の中に、海底の岩礁で散々に砕かれたらしい、膚を剥かれて真っ白になった無数の巨木や、確かに船の破片と覚しい大きな板切れや、レンジファインダーの空函、錨鎖と覚しき物体なぞが躍り挙がり、舞い狂い、奔逸し崩れ落ち、縦横に旋回しているのであった。

この瞬間、我々にも昨日からの凄まじい響きや哮えたけっている狂瀾や、その上に浮んでいる無数の気泡の原因が、ハッと胸を衝いてきたのであった。