후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじょうのみち
海上の道
柳田 国男
柳田 国男의 海上の道(かいじょうのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 182,344자 · 353화면
一一 古見の島の盛衰
国頭郡の海岸の一村では、或る青年が舟から上ってくる白衣の神を、不意に走り近づいて捉えて見たところ、それは自分の母であって非常に叱りつけられたという話も、その近くの村の人から聴いたことがある。女性の祭典に参加する者は、夫や息子にすらも、式の秘密を知らせないことに、昔から定まっていた。それに加えて厳重なる斎忌の下に神に扮していた女性は、その期間は自分の神であることをみずからも信じていた。君真物と「おもろ」に有るのも是であったらしい。古見の世持神などは男子の役であったために、或いはその秘密が顕れやすかったのであろう、という風に私などは解している。もしその想像が当っているとすれば、演劇の歴史などは、まだまだ遠い昔まで、溯ってゆくことができるわけである。
一一 古見の島の盛衰
話がいささか前後したけれども、古見がかつて一たびは南島文化の一中心であって、しかも近世に入ってから他に類例もないほどの激しい盛衰を経ているということだけは、弘く世上に向かって是非とも説き立てて置かねばならぬ。是には幸いにしてまだ有形無形の史料が、必ずしも埋没しきってはいない。ただ統一時代における我々の関心が、法外に乏しかったのである。