후리가나로 읽는 일본 고전
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かいじょうのみち
海上の道
柳田 国男
柳田 国男의 海上の道(かいじょうのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 182,344자 · 353화면
一四
それが数多くの異郷訪問譚の中で、この系統の昔話ばかりが、ふざけ切った大話になってしまって、人を只げらげらと笑わせることが、昔話の能ででもあるかのごとく、したがってまたその研究には何の深い意味もないかのごとく、速断せしめる原因にもなっていたようだが、最初からそれが目的であったら、是までの手数をかける必要はなかったろう。一言でいうならば昔話は変化しているのである。私たちはその原形を尋ねてみなければならない。
一四
出来るだけ話を手短かに切り上げて、もうこの一篇も結末をつけることにしよう。現在の鼠浄土譚には、わざと道行きを省略して、ただ爺さんが訪ねて行ったらと、いう風に語っているのもあるが、それでは小さな児にも納得ができない。最も普通の形は畠の片端に、または家の土間の隅に、小さな鼠の穴があって、爺が誤って一粒の団子を、その穴へ転がし落してしまうのである。そうするとやがてそこから鼠が顔を出してただ今は有難うございました。みんな大悦びで、どうか御礼を申したいといいます。私が御案内をしますからと謂って、爺さんに暫らく目をつぶらせ尻尾につかまらせて、その小さな穴から鼠の屋形に入って行くのである。